【SNS詐欺】記事監修のお知らせ

【関連分野】詐欺被害、刑事告訴、被害届、損害賠償、コンコルド効果、被害者のフリした自作自演、法律顧問契約
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皆さま、こんにちは。

 

さて、ミカタ少額短期保険(弁護士費用保険です。)の運営サイト「Mr.弁護士保険」にて、ロマンス詐欺に関する記事の監修者として携わらせていただきました。

監修記事は、こちらになります。

① 今回監修で携わらせていただいた記事テーマ

皆さま、詐欺のニュースを目にすることは多いと思います。

特殊詐欺(振り込め詐欺、オレオレ詐欺、預貯金詐欺、架空料金請求詐欺、還付金詐欺、融資保険金詐欺、金融商品詐欺、ギャンブル詐欺、交際あっせん詐欺など)、ロマンス詐欺、ワンクリック詐欺、オークション詐欺など種類は豊富で、その他にも詐欺まがいな取引もあります。

今回の記事では、その中でもロマンス詐欺が取り上げられています。

② 詐欺被害の特徴

法律実務の話をしますと、詐欺事案では、①加害者の身元を特定することが難しい、②情報が少ないため裁判前に加害者の財産調査をするのが難しい、③不明確な事実が多いため裁判戦略も立てにくい、④勝訴判決を得ても財産がないということが多いです。

また、仮に騙取金を取り戻すことができても、弁護士費用の実額までを回収することは困難です。

つまり、詐欺被害に遭ってしまったら、一般的に、被害救済(回収)は容易ではありません。

ですので、詐欺被害との関係では、被害の未然防止が最優先です。

なお、刑事では被害届提出や刑事告訴なども考えられますが、詐欺行為時点での故意が必要ですので、一般には立証が難しいことが多いです。

③ 詐欺師が使う手口(コンコルド効果について)

被害を未然に防ぐために、詐欺の手口を知っておくことは有用です。

詐欺では、最初は少額から資金や時間や労力を消費(儲け話とは限りません。)させて、「途中でやめたら今までの分が無駄、更に消費すれば今までの目的を達成できる可能性が残る」と見せかけるいう構造になっていることがあります。

これは心理学でいうコンコルド効果という現象を使ったものであり、コンコルド効果とは、「既に投じた資金や時間や労力を考慮してしまい、それが将来にわたって利益を生まないと分かっていても、さらに資金等を投じ続けてしまう心理的現象」です。

 

さらにロマンス詐欺の場合、このコンコルド効果に加えて、恋愛(親近感)や被害者のように装うなどの加害者側の演出が加わります

この演出に洗脳されてしまうと、騙されている被害者は、周囲が怪しい点を指摘しても聞き入れず、場合によっては、指摘してくれる周囲の人に対して「酷い被害に遭っている人のことを非難するなんて酷い」と考えてしまい、周囲と距離をとるなどしてしまいます。これは、それまでに資金や時間や労力を消費してきた自分を正当化する行動でもあります。

このように、ロマンス詐欺では、被害者を装って相談相手として頼りにしているように装うなどして、正義感からくる心理をも利用するわけです。

④ 詐欺被害を未然に防ぐために

このように、一度関わると、抜け出すのが難しく、途中で抜け出せたとしても相応の財産的及び精神的ダメージが残るというのがロマンス詐欺の特徴です。

少しでも資金や時間や労力を消費してしまったら、途中で止めてもマイナス、途中で止まらずに継続したらもっとマイナス、そのため、最善は最初から「関わらない」ことです。

 

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